小倉典子

プロフィール

夢伝道師


小倉典子 (こくら のりこ)
アメリカンフットボール(アメフト)
アメリカ:サクラメント・サイレンス所属
日本:アサヒ飲料チャレンジャーズ所属
鳥取県出身
 
中学3年生の時に見たスーパーボールでアメフトに魅了される。大学時代にアメフトをはじめ、現在はアメリカの女子アメフトチームに所属し活躍している。 
 
【主な実績】
○島根大学アメフト部
2001年 中四国1部リーグ 4
2002年 中四国1部リーグ 5
2003年 中四国2部リーグ 優
2004   中四国1部リーグ 5
2005   中四国2部リーグ 優
 
○米国女子フットボールチームサクラメント・サイレンス
2008年 スターター獲得。地区予選 4勝4敗
2009年 地区予選 5勝3敗



小倉典子ブログ



バックナンバー
 
  Vol.033
  【アルペンスキー】
 Vol.034
  【女子プロテニス】
 Vol.035
 【アメフト】
Vol.036 
   太田 麻衣子   
  【トライアスロン】

  Vol.037
   【セーリング】

 

 

「アメフトの面白さをファンや子供達に伝えたい!!」


Q1:スポーツ歴を教えていただけますか?
小倉選手:3歳の時にジャズダンスをはじめ、小学校卒業まで続けました。幼い頃は体を動かすことが好きだったので、とても楽しかったことを覚えています。中学時代は、陸上部に入って短距離走をやっていました。高校時代は、柔道とテニスをやりました。大学時代にアメフトをはじめ、大学を卒業してからアメリカに渡り、現在はアメリカの女子アメフトチームに所属しています。
 
Q2:アメフトをはじめたきっかけは?
小倉選手:小学生の時からアメフトを家族で見ていましたので、アメフトのルールも自然と理解していました。アメフトをはじめようと思ったきっかけは、中学3年の時にTVでスーパーボールを見て、テレル・デイビスという選手が活躍して輝いている姿に感動し、「自分も頑張れば、あの選手のように輝けるかな」と思ったことです。それからは、毎日のようにテレル・デイビス選手のビデオを見ていました(笑)。ちなみに、この憧れのテレル・デイビス選手のポジションはランニングバックですが、私の今のチームでのポジションもランニングバックです。実際にアメフトをはじめたのは、大学時代です。高校時代もアメフトをやりたかったのですが、アメフト部が無かったので、柔道やテニスがアメフトの役に立つと思ったのでやっていました。

Q3:アメフトの練習をはじめた当初の感想は?

小倉選手:大学時代に男子アメフト部に入部し、アメフトをはじめました。女子でも特別扱いはされなかったので、男子と同じようにやっていました。もちろん女子部員は私一人でしたが、実際にやってみたら、楽しかったですね。1年生の時から交代選手として試合に出させていただきました。

小倉典子

 
Q4:大学時代のアメフトの成績は?
小倉選手:大学時代は、中四国2部リーグで2度優勝しました。私は試合にも出ていましたが、4年生の時には、オフェンシブコーディネーターというコーチもやりました。コーチ業は大学3年生の時に、アメフト社会人チームに研修に行って学びました。そのチームには、アメフト男子日本代表のコーチ陣がおられ、とても良い勉強になりました。選手とコーチを兼任すると、やらなければならないことも多いのですが、自分で試合の戦術を考えることが出来たので、楽しかったです。
 

小倉典子

Q5:ターニングポイントは?
小倉選手:大学でアメフトをはじめた時から、アメリカでプレーしたいと思っていましたが、大学時代のケガの影響で卒業後も競技を続けるのが難しく、一度は引退して小学校で講師をしていました。その時に、教師としてクラスの子供たちに「あきらめずに努力すれば夢は叶う」と指導していたにもかかわらず、「志半ばでアメリカでプレーするという夢をあきらめていた自分はどうなんだろう?」と疑問を感じるようになっていました。そして、いろいろと悩みましたが、子供たちのためにも自分がお手本になりたかったので、アメリカに挑戦することを決心しました。

Q6:アメリカ挑戦までの道のりは?

小倉選手:もちろん講師を辞めてアメリカに挑戦しようと誓ったので、覚悟は決まっていました。手術をし、1年間リハビリとトレーニングを積んで、アメリカの女子アメフトのチームを調べて、2007年12月にトライアウトを受けることにしました。現在所属しているサクラメント・サイレンスのトライアウトを受けようと思ったのは、このチームが自分のプレースタイルに合っていたからです。そして、トライアウトを受け、見事にトップで合格しました。この時に、人間は集中すれば、すごい力が出るんだなと実感しましたね。


Q7:実際にアメリカのチームでプレーしてみていかがでしたか?
小倉選手:2008年の最初のシーズンは、自分が好きなシステムでプレーできましたし、スターターにも選ばれました。チームはプレーオフには出場できませんでしたが、私はチームの分析をするアナライジングスタッフも兼任して、いろいろと勉強になりました。今年2009年のシーズンも、去年に引き続きランニングバックのポジションで試合に出場できましたので、アメリカでも選手として通用するという自信がつきましたし、日々自分の成長を実感できています。

小倉典子

 
Q8:アメリカでのプレー環境はいかがですか?
小倉選手:アメリカは、スポーツ選手にとって競技に集中できる環境が整っています。実際に私が所属しているチームもセミプロチームですが、コーチ陣がしっかりしていて、アメフトに必要なスタッフが全て揃っています。トレーナーさんもいてリハビリやマッサージなどもしてくれますし、練習場もとても良いですね。女子チームなので、子どもがいる選手もいますが、育児環境が整っているので、子どもを連れて練習に来る選手もいます。私は競技に必要な英語も不自由なくできますし、食事の面でも問題ないので、アメリカの環境にフィット出来ていると思います。今までいろいろなアメリカの都市を試合で回りましたが、やはりチームがあるサクラメントが好きですね。

小倉典子

Q9:普段のトレーニング内容は?
小倉選手:練習は週6回です。トレーニングは、コンディショニング・ウェイトトレーニング・ホットヨガをチームトレーナーと個人的に行います。あと競技練習については、アメフトは身体接触があるので、全体練習は週3回です。全体練習で心掛けていることは、コーチにアピールすることですね。試合に出場できないとアメリカに行っている意味がないので、いつも全力でプレーします。

Q10:食事管理で気を付けていることは?
小倉選手:私は所属しているチームのオーナーの家にホームステイしているのですが、基本的には自炊しています。日本食も近くで売っているので、買い出しに行って料理します。メニューは米・野菜・フルーツ・鶏肉が中心ですね。サプリメントやプロテインも摂取しています。

Q11:アメフトを続ける原動力は?
小倉選手:一番はアメフトが好きなことですね。それと、アメフトの面白さをファンや子供たちに伝えたいという気持ちが原動力になります。もちろん、アメリカの環境も自分のプラスになっています。アメリカに来てから、いろいろな考え方を学びました。地域との交流もその一つです。私のチームもそうですが、アメリカのスポーツチームでは、学校に行って子どもと交流しますし、ファンとの交流の機会もたくさんあります。そういう機会があれば、地域が活性化しますし、子どもに夢を与えることもできると思います。私は、今でも日本に帰ってきたら、地元の小学校でアメフトの授業をやらせてもらったりしています。今後はそういった交流ももっと増やしていきたいですね。
小倉典子

Q12:アメフトの魅力は?
小倉選手:プレーする側の魅力は、迫力あるプレーができることですね。アメフトはダイレクトに迫力を伝えられるスポーツだと思います。見る側の魅力としては、戦術も奥が深いですし、選手同士の本気のぶつかりあいを見ることができるので、元気が出ると思います。アメフトの面白さが分かると、日常生活のなかにまたひとつ楽しみが増えますよ。

小倉典子

Q13:今の目標は?
小倉選手:まずは、今のチームがプレーオフに出場出来るような活躍をしたいですね。あとは、もっと魅せるプレーができる選手になりたいです。そのためにも、ケガをしない体作りが必要だと思います。私のチームでは、栄養の指導があったり、トレーニングや体の仕組みの講座があって、定期的に学んでいます。トレーナーさんもいるので、選手への体のケアが徹底していて、安心できますね。
 
Q14:若者へのメッセージ
小倉選手:努力して自分の道を切り開いてほしいと思います。自分の考えと努力次第で、チャンスが巡ってくるので、楽しい人生を送るためにも、是非とも夢を実現していただきたいですね。

 

小倉選手、インタビューありがとうございました。

▲ページトップへ

 
 
○編集後記
取材を通して、アメフトへの熱い想いが伝わってきました。これからもアメフトの面白さをたくさんの人達に伝え、夢を与えていただきたいと思います。

【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】             2009年7月

 
 



インフォメーション

【おまけ情報】
・趣味:アメフト・映画鑑賞・スポーツ観戦
・お勧めの映画:Friday Night Lights
・好きな音楽:クラシック

                                      【▲インタビューページトップへ