諸隈直樹

プロフィール

元プロバレーボーラー社長


諸隈直樹(もろくま なおき)
1978年6月19日生まれ
株式会社キャリアスポーツ代表取締役
元バレーボール日本代表
佐賀県出身
 
 
中学時代からオリンピック有望選手として活躍し、各年代の日本代表として活躍する。引退後は起業し、バレーボールの普及に努める。
 


・全国中学選抜
・全国都道府県選抜さわやか杯準優勝 
 
・春の高校バレー優勝
・インターハイ 2回優勝
・全日本ユース 世界第3位 ベストスコアラー獲得
・全日本ジュニア入り アジア大会2位

・ユニバーシアード代表 スペイン大会 世界第2位
 
・富士フィルムバレー部入社     
・豊田合成トレフェルサ 入部
  24歳でキャプテン歴任
  25歳でプロ契約に変更
・全日本経験 登録2000年〜2005年
2001年 東アジア大会優勝
2002年 釜山アジア大会3位




キャリアスポーツHP

諸隈直樹ブログ



バックナンバー
 
     Vol.019
【宮塚スポーツ研究所所長】
   Vol.020
   【TMONY 代表】
  Vol.021
    【キャリアスポーツ代表】

  Vol.022
    【湘南トラッククラブ・インターナショナル監督】
  Vol.023
    【ボディビルダー】

諸隈直樹

 

「バレーボールをもっと身近なスポーツにしたい!!」


Q1:スポーツ歴を教えていただけますか?
諸隈さん:昔から体を動かすのが好きで、小学生の頃は授業の合間でも、外に出てよくドッジボールをやっていましたね。小学校高学年になってから、野球とバスケットボールをはじめました。特にバスケットボールでは、ダンクが出来るくらいの身長でした。その後、小学5年生でバレーボールをはじめてから、2008年に引退するまで、学生・プロを通じてずっとバレーボールを続けさせていただきました。今でも、会社の代表としてバレーボールに関わっています。

Q2:バレーボールをはじめたきっかけは?
諸隈さん:両親がバレーボールをやっていた影響もあり、バレーボールを勧められました。自分が通っていた小学校にはバレーボール部がなかったので、両親が二つ隣の小学校のバレーボール部に交渉しに行ってくれて、入部させていただきました。それからは、毎日のように放課後は隣の小学校まで行って練習しました。バレーボールの練習をはじめて行った時は、難しかったことを覚えています。全然出来なかったのですが、サーブが入った時が嬉しくてハマりましたね。僕には双子の兄がいて、兄も一緒にバレーボールをはじめたのですが、練習後に自宅に帰っても庭でパス練習をしたりしていました。まだこの頃は、日本代表になろうとか、そういう気持ちは無かったと思います。

 

諸隈直樹

 
Q3:中学時代のバレーボールの思い出は?
諸隈さん:中学でもバレーボール部に入りました。入部のきっかけは、両親がバレーボールをやっていたので、自分が困った時にはいろいろとアドバイスをくれるかな、と思って入部を決めました。この頃は、肉が好きでとにかく食事をたくさん食べていて、おかげ様でがっちりした体になりました。中学1年生の時はバレーボール部に指導者が不足していて、父が変わりに指導するようになりました。その後は練習に励み、中学3年生の時には佐賀県の選抜チームに選ばれて、全国大会で準優勝しました。当時はパワーでガンガンスパイクを打つタイプでしたね。その時にオリンピック有望選手に選ばれたのですが、決勝戦で負けたことが悔しくて、「日本一になりたい」という具体的な目標を持ちはじめたのがこの時期だと思います。
 
Q4:高校時代のバレーボールの成績は?
諸隈さん:中学3年時には全国の高校からスカウトが来たのですが、兄とともに熊本の鎮西高校に入学しました。僕と兄は学校の近くの家に住んでいましたが、母方の祖母が佐賀県から熊本へ引っ越ししてくれて、僕達の世話をしてくれました。お陰でバレーボールの練習に集中することができました。高校時代は、インターハイで2回優勝したり、春高バレーでは1セットもとられずに優勝しました。僕が3年生の時にはTV取材などもよくされましたし、春高バレーで東京に来た時には、道を歩いていると声をかけてくれる人もいました。それと、全日本のユース代表にも選出され、世界大会3位になりべストスコアラー賞を受賞しました。
  

諸隈直樹



Q5:大学時代に印象に残っている出来事は?
諸隈さん:大学は兄とともに法政大学に入学しバレーボール部に入りました。大学時代に特に印象に残っている出来事があって、それはユニバーシアードの代表合宿で出会ったある先輩の姿です。その先輩は代表チームではレギュラーでは無かったのですが、朝から晩まで誰よりも練習していて驚きました。僕がその先輩にアドバイスされたことは、「試合に出ていようが出てなかろうが、やるべきことを考えてしっかりやらないといけない」と言うことでした。その話を聞いて、バレーボールに対してポジティブに考えられるようになりました。
 
Q6:ターニングポイントは?
諸隈さん:ターニングポイントは大学時代です。僕が1年生の頃は優秀な先輩がいて、全日本インカレで準優勝したり、個人的には3年生の時にはユニバーシアードの代表選手にも選ばれて世界大会で2位になりました。結果だけを見ると華やかなように見えますが、実際には自分にとってそれまでで一番辛かった4年間でもありました。大学のチームは僕が2年生以降はあまり良い結果が出せなかったこともあり、本当に悩んだ時期でした。大学生はプロではないので、練習への取り組み方や気持ちの面で個人差が出てくるのはしょうがないのですが、キャプテンとして思うようにチームをまとめられなかった自分が歯痒かったのだと思います。しかしながら、いろいろと考えたことにより、バレーボールと向き合うことが出来て、チームメートの重要性やバレーボールへの情熱を再確認できたことは、今振り返ると良かったことだと思います。大学卒業後はVリーグの「富士フィルム」に入社し、日本代表に選出されました。その後、豊田合成トレフェルサに移籍し、24歳でキャプテンに指名されプロ契約もしました。
 
Q7:日本代表選手としての心構えは?
諸隈さん:日本代表に初めて選出された時は、学生時代の代表チームと同じ感覚だったのですが、実際に練習してみると、レベルの高さに驚きました。自分の中では一生懸命やっていたつもりだったのですが、自分の足りない部分を確認できました。それからは練習量を増やして、得意なスパイクをもっと磨いて、不得意なレシーブや守備の練習もして自分自身を強化しました。代表チームでは、常々日本代表を強く意識するように叩き込まれましたし、国を背負う代表としてのプライドの重要性を感じました。

Q8:プロ選手として、現役時代のトレーニング時
に心掛けていたことは?
諸隈さん:学生時代から継続してウエイトトレーニ
ングを取り入れて、体作りを重要視していました。
全体練習は毎日8時間くらいしていましたね。バレーボールは一人では練習できませんので、常に周囲に気を配り、自分が先頭に立ってチームを引っ張っていました。全体練習後には、自主的にロードワークをしてベスト体重を維持していました。

Q9:食事管理で気を付けていたことは?
諸隈さん:食事については、現役引退する3、4年前くらいから詳しく勉強するようになりました。特にバレーボールでは瞬発系の筋肉をよく使うので、たんぱく質を多くして炭水化物が極力少ないメニューでした。足りない部分は、個人的にアミノ酸やビタミン系のサプリメントをよく摂取していました。日本代表の合宿では、かなり厳しく食事管理をしていたことを覚えています。

 

諸隈直樹


 
Q10:引退後に起業しようと思ったきっかけは?
諸隈さん:実際に起業を意識しはじめたのは、プロ契約になった25歳の時ですね。その時から引退後のことを考えるようになりました。その後、いろいろな起業家の方に出会って、自分の強みを活かせることをやりたいと思い、起業しようと決意しました。そして、現役引退後の2008年5月に、株式会社キャリアスポーツを設立しました。プロバレーボール選手から起業するのは本当に珍しいことですが、起業家は感覚的にアスリートと似ている部分があると感じましたし、まったく不安はありませんでした。僕はもともと落ち込まないタイプで、常に前向きに活動できたことは、現役時代から現在も活かされていることです。現役時代は、生活の全てを含めてバレーボールを一番に優先していましたし、そういう環境を準備していただいた方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 

 

諸隈直樹

Q11:現在の活動内容は?
諸隈さん:現在は、元プロバレーボール選手に登録していただいて、ママさんバレーなどのバレーボールチームの指導を中心に行っております。起業する前はバレーボールを活かした事業があまり思い浮かばなかったのですが、この事業を考えたのは、一般の方でもプロ選手から気軽に指導を受けられるようになれば、もっとバレーボールが身近になって、競技人口が拡大するのではないかと思ったことがきっかけです。

Q12:現在の活動を続ける原動力は?
諸隈さん:バレーボール教室に来ていただいた方々が、楽しそうにプレーする姿が原動力になっています。僕が現役時代の時にも、バレーボール教室で指導したことがあるのですが、今になって、当時は指導される側の視点に立った指導ができていなかったと痛感しました。お客様の満足度をしっかりあげて、リピートや口コミを増やすためにもいろいろと考えて、何をやったら喜んでくれるのかを感じ取るようにしています。おかげさまで、毎回やるたびに楽しそうな姿を見れますので、もっと満足度を上げようといつも思っています。
 
Q13:バレーボールの魅力は?
諸隈さん:バレーボールの面白さは、ずばり難しいところです。難しいからこそ、出来た時の達成感があるのだと思います。その達成感をうまく伝えることが出来れば、もっと競技人口が拡大できると思います。見る側の魅力としては、やはりみんなが一生懸命にボールを追っている姿やチームワークですね。




Q14:今の目標は?
諸隈さん:全国どこでも気軽にプロ選手の指導を
受けられるシステムを早く作りたいと思います。現在
は、バレーボール界で中学生の指導者が不足して
いるので、その部分を改善するとともに、若い選手の育成に力を入れたいですね。あとは、会社も一人ではできないことですし、いろいろな方との繋がりがあってできることですから、バレーボールから学んだチームワークを会社の活動に活かしていきたいです。
諸隈直樹

Q15:若者へのメッセージ
諸隈さん:今の日本は不況と言われ、ニュースでも不況のことばかりやっていますが、悪いことばかり考えていても前進が無いですし、自分がどんな状況にいても、やるべきことを考えてそれを実行するべきだと思います。今を大事にできない人は、将来の大きな目標もクリアできないですからね。あとは、僕が日本代表になれたのは、両親のおかげだと思います。才能も必要ですが、努力も不可欠ですし、周囲への感謝の気持ちを忘れないでいただきたいと思います。

 

諸隈さん、インタビューありがとうございました。

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○編集後記
取材を通して、とてもさわやかな印象を受けました。しかし眼差しは勝負師で、日本代表として国を背負って戦ってきた誇りを感じました。これからも、多くの方々にバレーボールの面白さを伝えていただきたいと思います。

【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】             2009年3月

 
 

インフォメーション

【お問い合わせ】
株式会社キャリアスポーツ
代表取締役 諸隈直樹
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町5番2号
TEL & FAX: 03-6320-1180

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