プロフィール

ボーダレスなサッカー人


中村元樹 (なかむら げんき)
1987年2月7日生まれ
プロサッカー選手
サッカー歴15年
兵庫県出身


高校卒業後、単身ドイツに渡りプロデビュー。自らを高めるために、多くの海外サッカーチームを渡り歩く。
 
【主な所属先実績】
・2002~2005 FC Breeze(日本社会人サッカーリーグ)
・2005~2006 DJK Tus Hordel A-jugend(ドイツ、2部)
・2006~2007 VFB Huels,STV Horst Emscher Husaren(ドイツ、4部)
・2008 Southern Steel Saigon Port(ベトナム、1部)
2008 セレッソ大阪(練習生)

バックナンバー
 
Vol.029
【トライアスロン】
Vol.030 
 【女子プロボクシング】
Vol.031 
   中村 元樹   
  【サッカー】

  Vol.032
   【スキークロス】
  Vol.033
  【アルペンスキー】
 

中村元樹

 

「海外で活躍できるプロサッカー選手になりたい!!」


Q1:スポーツ歴を教えていただけますか?
中村選手:小学校1年生の時にサッカーをはじめて、それから今まで辞めることなく、15年くらいずっとサッカー一筋でここまで来ました。すべてをサッカーのために時間を費やし、たくさんの良い経験が出来ています。

Q2:サッカーをはじめたきっかけは?
中村選手:きっかけは、兄が小学校のサッカー
チームに入っていて、親と初めて兄の試合を見に行きました。そこでサッカーと出会った時に、ビビっときましたね!!それから、どうしてもサッカーをやりたかったので、親に頼み込んでサッカーをやりはじめました。

中村元樹


Q3:サッカーの練習を初めて行った時の感想は?
中村選手:サッカーチームに入団した当初は、同じ年の選手が2人しかいなかったのですが、とても楽しかったことを覚えていて、無我夢中でボールを追っていました。それから、小学校5年生の時には、チームのキャプテンに選ばれて、市の選抜チームにも推薦されました。小学校6年生の終わりには、ブラジルにサッカー留学に行かせていただきました。ちょうど中田選手がイタリアで活躍していた時でしたので、「将来は海外で活躍するサッカー選手になりたい」と思うようになりました。
 
Q4:中学・高校時代のサッカーの思い出は?
中村選手:中学時代はクラブチームに入り、2年生からは学校のサッカー部に入部しました。当時のクラブチームは結構強いチームで、いろいろな大会で優勝していました。ポジションは当時からフォワードで、この頃に得点感覚が身に着いたと思います。中学卒業と同時に、海外のチームでサッカーをやりたかったのですが、いろいろあって結局は地元の高校に入学することになりました。その高校にはサッカー部が無くて、自分達でフットサル部を作って活動していました。あと、社会人リーグのサッカーチームでもプレーさせていただき、大人の強いあたりを体感出来ました。高校時代は、なかなか良い環境でサッカーはできませんでしたが、将来のためにアルバイトをしてお金を貯めたり、高校ではとにかく楽しく毎日を過ごせましたし、この時期は人間関係など多くのことを学ぶことが出来ました。
 

中村元樹

Q5:海外のチームに移籍したきっかけは?
中村選手:「高校を卒業したら海外のチームでサッカーをしよう」とずっと思っていたので、入団するチームを探しました。そして、知人にドイツのセミプロのユースチームを紹介していただき、2005年に入団しました。

Q6:ドイツのチームに入団して驚いたことは?

中村選手:ドイツに到着した次の日には練習を
見学させてもらったのですが、ドイツは移民が多
い国で、黒人やトルコ系の選手がいたり、国際
色豊かなチームだなと衝撃を受けました。そして、
実際に一緒にプレーをしてみて、周りの選手の体
の強さに驚きました。このように現地で僕が見たも
のは、今まで思っていたサッカーというスポーツの根本が違っていました。そこで、とにかくスタミナをつけるために毎日走ったり、ウエイトトレーニングをやり続けました。当時は、スタジアムが目の前にあるチームのクラブハウスで生活していて、いつでもサッカーが出来る状況でしたので、1日中ずっとサッカーをやっていましたね。

中村元樹

 
Q7:チーム内で手ごたえを掴んできたのはいつ頃ですか?
中村選手:ドイツに行って半年くらい経つと、自分の特徴が分かってきました。海外でもスピードと技術で勝負出来ると自信がついてきました。ドイツでは、実際に試合にも出させていただき、本当に良い経験が出来ました。そして、そのチームで1年間プレーした後は、ちょうど2006年のW杯がドイツで開催されたので、何試合かスタジアムで観戦しました。この時は世界のトップレベルのサッカーを体感出来て、とても刺激を受けましたね。その後、ドイツ国内でいろいろなチームとコンタクトをとって、プレーできる場所を探し、ドイツの4部リーグのチームに入団しました。ドイツでは、サッカーはもちろんですが、異文化も体験出来て、本当に毎日が有意義でした。

中村元樹

Q8:海外のサッカーと日本との違いは?
中村選手:ドイツでの練習は週末の試合に合わせて、1日2時間の練習を週4回やるような内容でした。日本に比べて、少ない時間で集中して行っていました。日本とドイツのサッカーの違いは、体格や文化の違いもありますが、一番の違いは気持ちの差だと思います。ドイツの選手は、試合中に勝ちたい気持ちを全面に出しますし、みんなが激しく主張し合います。しかし、試合が終われば仲良くしていますので、気持ちの切り替えがうまいのだと思います。あと2008年はベトナムの1部リーグのチームに在籍していましたが、ベトナムに関してはサッカー途上国なので、技術的な部分はまだまだだったのですが、サポーターのサッカー熱はすごかったですね。これから強くなる国だと思います。
 
Q9:現在のトレーニング内容は?
中村選手:現在はペルーのプロチームと移籍交渉中なので個人練習が中心ですが、自宅近くの砂浜でランニングやダッシュをしたり、ジムでウェイトトレーニングをします。僕はセカンドトップの選手ですので、自分の特徴であるスピードを活かし瞬発力と筋持久力をつけるために、ウェイトトレーニングでは負荷を少なくして、回数やセット数を多くしています。今はチームでの練習や試合が出来ないので、自分が今までに経験してきたトレーニングを行っています。良い緊張感を保つのは難しいのですが、チームが決まったらいつでも試合に出れるように準備したいと思います。

Q10:食事管理で気を付けていることは?

中村選手:食事は野菜を多く取り、バランスの
良い食事を心掛けています。肉は鶏肉中心で、雑穀や米などもとります。飲み物は糖分を控えて、水と牛乳をよく飲みます。サプリメント系はあまり摂取しません。僕が所属していたドイツのチームでは、食事は基本的に選手個人が自ら考えて管理していました。試合前はすぐにエネルギーになるパスタやバナナを食べることが多かったですね。

中村元樹

 
Q11:サッカーの魅力は?
中村選手:ボール一つで多くの人々を感動させられるところが魅力だと思います。世界的に見ても、競技者数やサポーターが多いので、影響力の強いスポーツだと思います。個人的な意見になりますが、サッカー選手に必要な要素は、ある程度の技術レベルまでいけば、強いメンタルですね。例えば、チームが大敗した試合の後で、次の試合のためにどうやって気持ちを高めていくのか、自分が試合に出れない時はどうするべきなのか、自分の状況を客観的に把握して、やるべきことを考えていくことが大事だと思います。海外に行って良かったことは、サッカーを通して新しい文化と触れ合って世界観が広がったことと、日本と海外を比較して物事を考えることが出来るようになったことですね。


中村元樹

Q12:サッカーを続ける原動力は?
中村選手:自分のような日本で無名な選手でも、海外でプロサッカー選手としてやっていけることを証明したいという気持ちと、家族や友人など支えてくれる人達への感謝の気持ちが原動力になっています。特に、亡くなられた二人の存在が心の支えになって、以前スポンサーになっていただいた畑埼様と、ドイツでの友達でもあり、自分がコーチの勉強をしていた時の教え子でもあったティモは、僕がサッカーを続けていく上で忘れられません。このようにたくさんの方々に助けていただき、僕はとても幸せだと思います。
 

Q13:今の目標は?

中村選手:まずは、移籍先を早く決めることですね。移籍先が決まったら、日本のメディアでも取り上げてもらえるような活躍をしたいと思います。そしていつかまたドイツのプロリーグに戻ってプレーしたいですね。まだまだ先のことですが、将来は日本のサッカー選手と海外のサッカーチームを繋げる1ようなサポートが出来ればと思います。

中村元樹

Q14:若者へのメッセージ
中村選手:世間では切れる子供が増えていると言われていますが、切れないようにするためにも、普段の生活の中でもっと喜怒哀楽を表現するべきだと思います。あとは、あきらめない夢を持って、勇気を持って第一歩を踏み出してほしいと思います。第一歩を踏み出せば、二歩目三歩目がすぐに出てくると思います。そして、周りの人達への感謝の気持ちを忘れないでいただきたいと思います。

 

中村選手、インタビューありがとうございました。

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○編集後記
取材を通して、サッカーの話をしている時の中村選手は、水を得た魚のように活き活きとしていました。。また人見知りをせず、誰とでもフランクに話せる姿は、海外向きの選手だと思います。今後の海外での活躍が期待出来ます。

【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】             2009年3月

 
 

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【おまけ情報】
・趣味:サッカー、音楽鑑賞、映画鑑賞
・お勧めマンガ:VIVA! CALCIO (ビバ カルチョ)
・お勧め映画:ライフイズビューティフル

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