宮塚英也
プロフィール

伝説の日本最高記録保持者


宮塚 英也 (みやつか ひでや)
1964年1月16日生まれ
宮塚スポーツ研究所所長
元プロトライアスロン選手
株式会社ハイディア所属
長崎県出身

1988年のハワイ・アイアンマンレースでの日本人最高記録は、今もなお輝き続ける伝説の記録である。現在は、日本中を飛び回り、後進の指導・育成に力を入れる。

 



宮塚英也ブログ




バックナンバー
 
   Vol.017
    【フットボールミューダリングパフォーマー】

Vol.018
    【バンゲリングベイ代表】

  Vol.019
【宮塚スポーツ研究所所長】
   Vol.020
   【TMONY 代表】
  Vol.021
    【キャリアスポーツ代表】

  

宮塚英也

 

「これからはビジネスでトライアスロン界を盛り上げていきます!!」


Q1:スポーツ歴を教えていただけますか?
宮塚さん:小学校時代は同学年が15人しかいなくて、部活・クラブは無かったので、特にこれといったスポーツはやっていなかったのですが、小学校まで毎日4キロ歩いていましたから、足腰は鍛えられました。あと農家だったので、学校が終わったら仕事を手伝うために、4キロの道のりを急いで帰っていました。おかげさまで、マラソン大会などでは、常に上位入賞していました。人生で一番辛かったのは、この時代です(笑)。この経験が、トライアスロンに活きました。
 
中学時代は自転車で通学していて、学校帰りに、ため池で泳いだりしていましたし、よく自主的にランニングをしていました。今思えば、スイム・バイク・ランのトライアスロンのようなことを毎日やっていましたね。高校時代は、甲子園に行きたいという夢を持っていたので、地元でも県ベスト4までいくよう強豪高校に入学しました。大学は、酪農を学ぼうと思って熊本の大学に進学したのですが、実際は陸上の長距離走に打ち込んでいました。この当時はジョギングブームの先駆けの時期で、走るのは楽しいと思っていました。大学時代は、結果的にあまり早くはならなかったのですが、良い経験ができました。


Q2:トライアスロンをはじめたきっかけは?

宮塚さん:大学1年生の時に、ランニング雑誌などでトライアスロンという競技を知って、将来やってみたいという思いはありました。実際にはじめたのは、大学4年生の時で、この頃から大会に出始めました。最初は、宮崎のハーフトライアスロンに出場し優勝しました。その時は、そんなに大変でもないし楽しかったので、もっとやってみたいと思いましたね。

 

宮塚英也

 



宮塚英也

 Q3:トップ選手になるまでの道のりは?
宮塚さん:大学卒業後は東京に上京し、仕事とトライアスロンを両立していたのですが、1年くらいした時に、トライアスロンに専念しようと思い、地元に戻って家の仕事を手伝いながら、競技練習をしていました。その当時には、トライアスロンの大会に招待されるようになっていたので、その大会で活躍して日本のトップ5に入れるようになりました。それから、現在も住んでいる那須で、働きながらトライアスロンをできる環境を紹介していただき、那須に練習の拠点を移しました。それからは一気に強くなって、日本のトップになりました!!これが、87年の秋です。88年からは快進撃がはじまりましたね。あと余談ですが、自転車に関しては、87年にDHバーが発売された時に、自分がいち早く乗り方をマスターしました。それからは、名実ともに日本のトップ選手になりました。今振り返ると、環境や時代など全てが自分に味方したと思います。

Q4:海外のレースで活躍できた理由は?
宮塚さん:88年からは、オーストラリアなどの大きな大会に出場し、良い成績を残すことができました。海外に強かったのは、やはり自分の性格だと思います。プライベートで何が起ころうとも、それは競技とは関係無いと思っていましたからね。それと同じで、海外の大会に出るときも、場所は違いますが、やることはトライアスロンです。日本では成績が良いけど、海外では成績が悪いというのは考えられないです。僕の場合は、海外のレースで臆することもなかったですし、逆に海外のレースの方が、良い結果を出せましたね。88年からの10年くらいは、常にトップを走り続けていました。これも性格だと思うのですが、僕は大会で負けても次勝てば良いと思っていましたし、勝ったからと言って自信過剰になることは無かったです。練習の時は、前回は優勝できたけど、次回は負けるかもしれないと思って練習に励んでいました。常に、勝つためにはどうすれば良いかを考えて、それを実行していました。当時の練習量は、平均したらかなりのものだったと思います。

Q5:現役時代のトレーニング内容は?
宮塚さん:練習は週に6日間練習で、1日スイム3000m・バイク50km・ラン10kmが平均的なメニューです。トライアスロンの場合は、種目も多いですし、休みをとらないとオーバートレーニングになっていくので、わざと1日完全休養の日を取り入れます。疲れた体に鞭を打って練習してもあまり効果がありません。いかに毎回の練習をフレッシュな状態で行うかが重要です。目的意識を持って、気持ちが前向きな状態で練習しないと実になりませんし、成長はありません。ですから、現在指導する選手達には、「魂を入れて練習をしなさい」とよくアドバイスをしています。


宮塚英也

 
Q6:食事管理で気を付けていたことは?
宮塚さん:食事に関しては、栄養に関する知識が頭の中にありましたから、無意識のうちにバランスの良い食事をしていました。スポーツで生活していた立場として、そういう自覚は常に持っていましたね。
 
Q7:現役時代の思い出のレースは?
宮塚さん:94年にハワイ・アイアンマンレースで10位になったことですね。この時は、トップ10に入ったのが2回目で、前回以上に実力を証明できたレースでもありました。本当は94年以降も、もう一度トップ10に入ろうという気持ちはありましたが、このまま続けてもトップ10は難しいかなと思い、当時は日本ではまだまだトップ選手でしたが、引退を決意しました。若い頃は、期待されればされるほどやる気が出ていましたし、10年以上もトップ選手でいられたのは、プレッシャーに強かったことと、負けても前向きに活動できた自分の性格かなと思います。さすがに、現役最後の方は体の衰えとの戦いで、それを隠すことにプレッシャーを感じていましたね。しかしながら振り返っても、現役時代は特に悩みもなく、競技に専念できたことに本当に感謝しています。

 

 

宮塚英也

Q8:現在の活動内容は?
宮塚さん:週末のトレーニングキャンプなどの選手指導が中心ですね。原稿なども書いていますし、指導以外にもさまざまな活動をしております。トライアスリート向けのメニュー作成は、現役時代から行っていて、現在もやっておりますが、これは現役の時から、競技は別人がやっていると思っていましたので、スポーツ研究所所長の自分が練習メニューを作って、もう一人の自分である宮塚選手が、そのメニュー通りに練習をやっていたという感覚なんです。ですから、客観的な分析は得意ですね。
 
Q9:現在の活動を続ける原動力は?
宮塚さん:一番の原動力は、「ビジネスで成功したい」という気持ちですね。コーチ業にしても、トライアスロン界では自分で道を切り開いていかないといけないですし、今までに無いビジネスをやろうとしておりますので、それを確立していきたいと思います。

Q10:トライアスロンの魅力は?

宮塚さん:これは一番苦手な質問ですね(笑)。なぜなら、僕はトライアスロンが好きだからやっていましたし、自分が得意なことをやって、カッコいい自分を演じることができるからやっていた、という感覚でしたからね。トライアスロンがあったからこそ、僕は世間から注目を浴びることができて、楽しい生活を送ることができましたので、それが自分にとってのトライアスロンの魅力だと思います。

 
宮塚英也
Q11:今の目標は?
宮塚さん:やはり、「ビジネスで成功すること」が今の目標です。自分がトライアスロン界で頑張っていかないと、後進が育っていかないですし、現役引退後もビジネスで成功すれば、トライアスロン界の若者に夢を与えることになりますから、そういう使命感は常に持っていようと思います。
 
Q12:若者へのメッセージ
宮塚さん:今の若者は本当に冒険をしなくなったと思います。昔は、トライアスリートでも、仕事を辞めて本気でチャレンジする選手がたくさんいました。自分は厳しい環境で育ってきて、たくさん学ぶことができましたし、トライアスロンを続けるためにいろいろとチャレンジをしてきましたが、やっていて辛かったことはありません。一人一人がチャレンジして、道を切り開いていけば、世の中が変わっていくと思います。

 

宮塚さん、インタビューありがとうございました。

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○編集後記
取材を通して、選手時代の深い話をしていただきました。世界で戦ってきたプロアスリートの考え方はとてもすばらしく、その考えをこれからも後進に語り継いでほしいと思いました。今後ともよろしくお願いします。

【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】             2009年2月

 
 

インフォメーション

【お問い合わせ】
株式会社ハイディア
栃木県那須塩原市青木848-16
TEL: 0287-64-4673
FAX: 0287-64-4672
E-MAIL: info@hidear.net
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