丸山八智代

プロフィール

積極果敢な

マウンテンバイクライダー


丸山八智代 (まるやま やちよ)
1974年8月10日生まれ
マウンテンバイク クロスカントリー
長野県出身

 

マウンテンバイクに魅せられ、猛練習の末、現在はエリートクラスのレースに参戦。気持ちの強さでペダルを踏む。



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丸山八智代

 

「女性のマウンテンバイクライダーをもっと増やしていきたい」


Q1:スポーツ歴を教えていただけますか?
丸山さん:中学時代は陸上部で200m走の選手でした。高校時代は全くスポーツはやっていませんでしたね(笑)。あとは長野県にずっと住んでいるのでスノーボードは良くやっていましたが、必死にスポーツと向き合った経験はありませんでした。スポーツの面白さに気付いたのが、社会人になってマウンテンバイクをはじめた時です。
 
Q2:マウンテンバイクをはじめたきっかけは?
丸山さん:私が22歳くらいの時に、ちょうどアウトドアやキャンプが流行った時期があって、その時に移動手段として、マウンテンバイクを購入しました。それから林道を走っているうちに、だんだんとマウンテンバイクの魅力に引き込まれていきました。マウンテンバイクにも慣れてきたある時に、友達と一緒にマウンテンバイクの大会に出ることになりました。大会の結果は完敗で、負けたことがものすごく悔しかったです。私はもともと負けず嫌いなところがあり、何でもすぐにできたのですが、マウンテンバイクではうまくいきませんでした。その時に、「トレーニングをしっかりやれば勝てるようになれるのかな」と思って、まずは体作りからはじめました。今振り返ると、無謀なチャレンジだったと思いますし、周りの人たちはびっくりしていたと思いますが、人間が変わるきっかけはたくさんありますよね。それからは、トレーニングは自分で参考書などを買って考え、独自でやっていました。あとマウンテンバイクにおいては、プロライダーのスクールへ時々参加させて頂きレッスンを受けたりしました。
 


Q3:マウンテンバイクの練習をはじめた当初の感想は?
丸山さん:最初の頃は、朝から夕方までひたすらロードバイクやマウンテンバイクに乗り続けました。自分でも、「よくあんなに練習できたな」と思うくらい、とにかく練習していましたね。やはり、ある程度のレベルまでいくまでには、がむしゃらにやらないといけない時期があると思っていましたから。

丸山八智代

 
Q4:本格的にマウンテンバイク競技に参戦しはじめたのはいつ頃ですか?
丸山さん:トレーニングがうまくできるようになり、長距離が走れるようになってからは、クロスカントリーの技術を高めるために斜度のあるセクションを降りたり、丸太や石を越えたりする練習をしました。ですので本格的な参戦は2003年くらいからです。最初は初心者が出場できるビギナークラスの大会から少しずつ出場し始めていきました。ビギナークラスの上はスポーツクラス、ここで結果を出したら上のエリートクラスにいけるので、とにかく練習を積み重ねていきました。
 

丸山八智代

Q5:大会で結果が出るようになってきた時の想いは?
丸山さん:大会で表彰台に乗れるようになってくると、次は1番になりたいと思います。結果が出るのにともなって、欲が出てきます。結局、どんな大会でも1番になるのは運も必要ですし、1番になれるのは大会で1人だけですので、とても価値があるものだと思います。やはり、1番になりたいという気持ちが私の向上心につながっています。
 
Q6:エリートクラスに参戦するようになってからの感想は?
丸山さん:初優勝してエリートクラスに入ったは2年前くらいです。エリートクラスに入ると日本代表の選考があったり、世界の大会へと繋がります。やはり、エリートクラスは選手のレベルがぜんぜん違います。私はまだエリートクラスでの経験が少ないので模索中ですが、走りとげた笑顔でゴールを割りたいです。
 
Q7:普段のトレーニング内容は?
丸山さん:トレーニングは週6回です。ロードワークはマウンテンバイクで2~3時間走ります。これは季節によって走る内容が異なります。あとは、筋力をつけるためにジムで週2回トレーナーさんに指導していただき、フリーウエイトなどのウエイトトレーニングを行っています。マウンテンバイク競技はドロドロの路面を走行したりしますので、体のバランスが大切です。ですからバランスボールを使ってのトレーニングも行います。
 
Q8:年間を通した調整方法は?
丸山さん:まずオフシーズンの冬の時期は、長い距離を長時間ストップしないで、低い心拍数で走ります。走りながら、軽食も食べたりしています。春になり4月くらいになると、シーズンインに向けてインターバル走を入れたりして、中距離走を増やして調整していきます。開幕前には、強度を増やして練習時間を短くし、追い込み練習をしていきます。シーズンは4月~10月でだいたい年間10レースくらいに参戦します。季節によってトレーニングに強弱をつけるのが特徴ですね。普段は、細いタイヤのロードバイクで練習していますが、シーズン開幕が近づくと、マウンテンバイクで山の中を走ったり、次のレースを想定した練習をします。私は練習をやりすぎてしまうタイプなので、オーバーワークになり過ぎないようにいつも心掛けています。

Q9:食事管理で気を付けていることは?
丸山さん:普段は自炊しています。メニューは、玄米、バナナ、豆乳、パンなどですね。体に良いものとバランスを考えて食事をしていますし、特に玄米は毎日食べています。プロテインやサプリメントは最近獲り始めたのですが、疲労回復効果を実感しています。

Q10:試合前の心構えは?
丸山さん:やはり試合前は緊張しますね。今はそうでもないのですが、昔は試合の前の日はなかなか寝付けない事もありましたし、レース前は顔が緊張しているとよく言われます(笑)。しかし、自分の納得のいく練習が出来ている時はレースが楽しみですし、良く眠れますね。あと、試合前のサイクルの管理はほとんど自分で行っていますので大変です。そういう意味では、女性ライダーが増えないのも用具管理の大変さが上げられると思います。

 

丸山八智代


Q11:競技を続ける上での悩みは?
丸山さん:マウンテンバイクの競技人口が減っていることが悩みです。実際にレース会場が減少していますし、常設の会場は本当に少ないですね。あと、私の場合はケガが多いです。競技中のアクシデントが数多く起こりますから、細心の注意を払っています。私はケガをした時は、早く直したくて頑張りすぎてしまい、逆に悪化させたりしてしまいますが、競技が好きだから続けていきたいですね。

 

丸山八智代

Q12:マウンテンバイクの指導もされているようですが、いかがですか?
丸山さん:数年前から、マウンテンバイクサマーキャンプで子供達に教えているうちにやりがいを感じました。子供達の目がキラキラしていて、自分自身も学ぶ事がありました。それから、指導・後進の育成にも力を入れていこうと思うようになり、2008年に指導ライセンスを取得しました。講習会では、子供の指導に加えて、ご両親様とのコミュニケーションも重要です。小さい頃は、追い込むような練習をするよりも、とにかく楽しくやっていただくように心掛けています。


Q13:マウンテンバイク競技を続ける原動力は?
丸山さん:自分が思ったようにマウンテンバイクをコントロールできるので、とても気持ちいいです。この気持ちが一番の競技を続ける原動力になっています。もちろん、周りの方々の応援も大きいですね。私は、長野県でマウンテンバイクの楽しさ知っていただけるようなイベントをやっているのですが、たくさんの方々に自転車に興味をもっていただいています。もっとマウンテンバイクの良さを体感していただき、最終的には競技人口をもっと増やして、恩返しをできればと思っています。
丸山八智代

Q14:マウンテンバイク競技の魅力は?
丸山さん:レースですので、周りの選手との駆け引きが魅力ですね。大会では、1周6キロくらいのコースを4~5周します。だいたい2時間くらいかかりますね。最近は、長距離のレースが流行っていて、あるレースでは1周100キロのコースを走って、10時間くらい走るレースもあります。私が70キロの長距離レースに参加した時は、4500キロカロリーも消費しました(笑)。
 

丸山八智代






Q15:今の目標は?
丸山さん:今年2009年4月に開幕する次のシーズンは、自分が納得の行くレースをすることが目標ですね。海外レースへの参戦も検討していますし、とても楽しみです。あとは、女性の競技人口が少ないので、もっと増やしていきたいという気持ちが強いですね。

Q16:若者へのメッセージ
丸山さん:ある書籍に書いてあった言葉ですが、「チャレンジしなくちゃいけない時に、チャレンジできないでいる人は一番良くない」と書いてありました。これは、スポーツに限らずいろいろなことに応用できると思います。チャレンジすれば、失敗しても必ず次があると思いますし、私は負けることは良いことだと思っています。負けることにより、その原因を反省して考える時間ができたり、悔しさをバネにすることができて、明日への活力になると思います。

 

丸山さん、インタビューありがとうございました。

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○編集後記
取材を通して、丸山さんはとても明るい方でした。活発に活動されていて、楽しんでマウンテンバイク競技と向き合っている姿はすばらしいと思いました。これからの御活躍を応援しています。

【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】             2009年1月

 
 


インフォメーション
【主な実績】
2007ジャパンシリーズXCランキング8
2007全日本選手権XC9
2007アバランチェJ3XCM 2位
2007富士スピードウエイ チャレンジロードレース100km 3位
2008JCRC ロードレース修善寺5位
2008ダウンヒルマラソンin 野沢3位

【おまけ情報】
・趣味:景色を見に行く事
・良く行くスポット:アジアン雑貨のお店
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