近藤有己

総合格闘家  近藤 有己
三度のタイトル獲得、海外・大晦日のリング、常に最高のパフォーマンスを導く『不動心』。けして動かぬ心の原点について語っていただきました。

トップアスリートインタビュー
『最初は無理かと思った事もある』。デビューから僅か一年半あまりで、パンクラス創始者でもある不動のエース船木誠勝を破り、1997年初のタイトルを獲得。その後も、常に日本のトップとしてリングに立ち続ける姿からは無論、想像出来ない言葉だが、この言葉にこそ、近藤の最大のモチベーションと『不動心』の原点が隠されている。

     
近藤有己
動かぬ心『不動心』とは、欲求をコントロールし、自身の心を強く持つこと。この事柄だけでも、近藤の試合で目にする、紙一重で交わされる打撃の攻防グラウンドでの冷静な駆け引きをイメージ出来てしまうのではないだろうか。
 
もちろん精神的な強さもさることながら、心技体のバランスにも驚かされる。
心の鍛錬には、クンダリーニ・ヨーガを取り入れ、呼吸法をマスター。試合前にも関わらず、リラックスした状態でリングに上がれるのは、強さの秘訣に只ならない。

そして、少林寺拳法の立ち技経験を活かした非凡な打撃センスの更なる向上のため、ボクシングトレーナーとの独自の練習方法を確立。SAQ、ウェートトレーニングと身体機能向上にも力を注いでいる。この日々の鍛錬の成果が怪我をしない体に繋がっている。

常に注目され、チャンピオンとして追われる立場へのプレッシャーは並々ならぬものがあるはずだが、近藤からは気負いは一切感じさせない雰囲気がある。

それは非日常のリング、大観衆、注目の試合を戦い抜いてきた経験以上に、自身の持てる力を全て出し切る事、無の境地、自然と体が動く感覚を求め、意識しているからこそである。
 
まさに地上の綱を歩くのと、ビルの間の綱渡りの違い。この難しさからも『不動心』・力を出し切ることが、いかに困難な事であるかが感じられる。
 
ではこの動かぬ心・強さの原点とはどこから生まれたのだろうか?
近藤有己


近藤有己
パンクラスを始めた当初から今も変わらぬ最大のモチベーション、それは『想いは必ず実現する』その絶対的な気持ち。自分自身でも不確かなものに感じる事があったのも事実。
 
でも、そこからのスタートで今の自分がある。『支えていただいた皆さんには、本当に感謝の言葉しか思い浮かばない、一生かけても恩返しできないぐらい』。
 
そう伝えてくれた言葉から『不動心』とは、まさに己を信じる心であり、周りを信頼する心なのだと・・・。
     
『自身の描いた理想をさらに追い求めていく』
そう今年の活躍を約束してくれた近藤有己の、リングの上での更なる飛躍・戦いに目が離せない。


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  プロフィール


近藤 有己(こんどう ゆうき)
1975717日生まれ


日本の総合格闘技の先駆けパンクラスにて、1996年にプロデビュー。暫定ミドル級キング・オブ・パンクラシスト。無差別級においても、第5代、第8代のキング・オブ・パンクラシストの座に就いている。海外UFC・PRIDE参戦など、常にトップ戦線で活躍し続ける、名実ともにパンクラスのエースである。冷静沈着なファイトスタイルから「不動心」の異名を持つ。

 

 

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