Q1:スポーツの経験はありますか?
野木さん:小学生の頃から陸上競技が得意で、中学では陸上部に入りました。最初は短距離選手でしたが、やがて長距離選手になりました。ある大会で「小出監督」の目に留まり、当時小出監督が指導していた佐倉高校に入学することになりました。
Q2:高校時代の練習の思い出は?
野木さん:中学生の時から、将来「プロボクサーになろう」と決めていたので、長距離走の経験もプラスになると思い、陸上に打ち込みました。高校時代の小出監督の指導が、初めての専門的なトレーニングだったで、たくさん学ぶ事ができました。
Q3:小出監督の指導の特徴は?
野木さん:とにかく練習量が多かったですね。駅伝で勝つためのメニューを、毎日必死でこなしていました。小出監督は、選手をがんばらせるのがとてもうまいですよ。僕の指導法で一番影響を受けた方です。
Q4:プロボクサーでの経験は?
野木さん:高校卒業後に、プロボクサーになりました。僕は、陸上での経験を活かしたアウトボクシングで、足を使って戦うタイプでした。当時から、練習メニューには、陸上競技のトレーニング法を取り入れていましたし、現役での経験が現在の指導に活きています。
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Q5:スポーツの経験を活かし、トレーナーになったきっかけは?
野木さん:僕がフィットネスクラブの支配人をしていた時に、新たにボクシング施設を取り入れ、僕が指導することになりました。ある日プロボクサーが練習に来て、なんだか分からないうちに、そのボクサーを教える事になっていました。これが、トレーナーになるきっかけですね。
Q6:トレーナーをはじめた当初の想いは?
野木さん:そのボクサーはとても熱意があったので、「なんとかしてやりたい」と思いました。自分で培ったノウハウや新しいトレーニング法を開発して、そのボクサーが勝つために、必死で指導しました。そして、1年半で日本チャンピオンに育て上げました。
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Q7:キューバにトレーナー修行に行った時の感想は?
野木さん:2001年にキューバに行った時に、日本人ボクサーよりも練習していて驚きました。ボクシングの練習方法がぜんぜん違いましたし、ボクサーは筋トレをガンガンやっていましたね。この衝撃的な経験がトレーナーを続ける上でとても勉強になりました。
Q8:トレーナーとしての技術論は?
野木さん:キューバに行って感じた事ですが、一番の技術は「速くて強い」ことです。同じ一つのジャブを打つにしても、相手より少し速くて強ければ、それだけで有利です。小手先の技術を駆使しても、「速さと強さ」にはかないません。
Q9:こだわりの指導方針は?
野木さん:選手のためにも成果が出るようにメニューを組んで、すぐに成果を出してあげる事が重要です。あらゆる角度から選手を分析し、それぞれの選手の性格に合ったケアをして、その選手に一番響く言い方をします。ですから心理学者みたいなところがありますね(笑)。
Q10:選手と信頼関係を築くために必要な事は?
野木さん:選手をやる気にさせて、トレーナーとしての力をみせることで、信頼関係を築く事が出来ます。トレーナーが選手以上に真剣だったら、選手はトレーナーに文句を言えないですからね(笑)。
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Q11:世界タイトルマッチに望む心理状態は?
野木さん:やはり勝負がかかるとプレッシャーを感じますね。例えば内藤選手の場合は、亀田戦の時は、世間から違う意味で注目されていましたし、2008年3月にあったポンサクレックとの防衛戦は、相手が強いのでとくに緊張しましたね。試合がはじまれば、選手を信じるだけです!!
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Q12:トレーナーとして、アスリートを支える想いは?
野木さん:アスリートの目標を、自分の目標にする事です。選手が強くなり、選手が勝つ事がトレーナーの勲章です。トレーナーとして、選手からの評価が一番なんです。
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Q13:今の目標は?
野木さん:まずは、現在日本チャンピオンの「嘉陽選手」を世界チャンピオンにすること。それから、「内藤選手」を世界戦で5回防衛させること。そして、僕自身が外国人ボクサーからもトレーナーとして指名されるような、世界的なトレーナーになることです。
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Q14:若者やアスリートへ応援メッセージ
野木さん:まずは、真剣になることです。自分から目を背けずに、向き合う事です。そうすれば、毎日が面白くなってくるし、夢中になります。そして夢中になれば、夢が出来ます。夢が出来れば、元気が出てきますよ!!
野木さん、インタビューありがとうございました。
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○編集後記
取材を通して、僕の質問に対する的確な答えをいただきました。誰よりも選手のことを考え、どんな時でも選手を支えていく術は、多くの試練を乗り越えてきた賜物です。これからは、日本だけにとどまらず、世界中で多くのアスリートを育てるでしょう。活躍に期待しています!!
【取材・編集/服部(株式会社 Keep up)】
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